2023年度秋季リーグ第5戦 戦評

2023年度秋季リーグ第5戦(東京理科大学戦)戦評

秋の訪れを感じさせる9/24(日)の午前10時。猛々しいOF擁する東京理科大学との一戦。2部昇格の望みを繋げるため、東大としては何としても勝利を収めたいところ。

前半10-18
少々鈍いブザーの音とともに試合は始まる。東大は開始早々2点を先制されるも、#24“剛腕一発アナコンダ”松嶋(3年)がディフェンスの隙をついたBTで初得点を奪う。追加で1点を入れられた後、続いて#19“長方形内の裁判長”松原(3年)もBTを決め、前半4分で2-3とする。更に、理科大の勇壮なOF陣の猛攻で失点を重ねるも、#15“切込隊長大看板”長岡(4年)が、4年の気迫を見せるPSを2本連続で決める。前半7分を5-6で迎え、リードを許さない東大。しかし、OFでは課題であったパスやキャッチのミスが出始め、DFではポストへの接触が甘かったところを突かれてしまうなどして点差を広げられる展開に。前半17分でタイムアウトをとった際には6-12とダブルスコアとなってしまう。流れを変えたいという雰囲気が漂う中、ここで再び#15長岡(4年)。6線際の攻防で7mスローを獲得すると、#19松原(3年)がしっかりとねじ込み、1点を返す。流れを引き込まんとする東大は、#13“グッドバイバス満タンで”主将・幸田(3年)が渾身のサイドシュート、#25“The power of 大澤 compels you!”大澤(3年)が理科大のミスからの魂の速攻を成功させるが、理科大の猛攻も止まらず。前半のスコアは10-18。後半で大量得点を求められる試合運びとなってしまう。

後半 5-15
ハーフタイムで切り替えられた分、ここで流れを掴みたい東大だったが、前半に続きミスが相次ぐ。また、理科大キーパーの好セーブにも阻まれ、時間を過ぎるごとに点差は加速していく。後半7分時点で11-23と大きくリードされてしまい、#20“OF裏の方位磁針”松島(3年)がPSでゴールネットを揺らすも、このネットの揺れに流れは呼応せず、依然流れは変わらない。後半14分、理科大のミスからの速攻のチャンス。ボールを受けとった#17”ラストサムライ、「待たせたな」”木曽の殺人ブレイクに反応した理科大DFは、文字通り1人が2分間退場となる。その直後、#16“開いた四肢が避雷針”梶浦のdynamicなキーピングからの速攻で#20松島が相手の反則を誘い、7mスローを獲得すると、シューターの#13主将・幸田は正確にゴール内に落とし込む。しかし、守りきれないDF、減らないミス、理科大キーパーの好セーブが重なり、攻めあぐね、攻め続けられるという型に完全にハマってしまった東大。後半は得点差を広げられ続け、最終的なスコアは15-33。鈍すぎるブザーの音が体育館に響き渡り、正午を迎えた。

OF、DFともに爪の甘さが露見してしまった試合となった。2部昇格への希望はかなり薄くなってしまったが、残り2試合を今代が次のフェーズへと進歩するチャンスだと捉え、課題の改善を図りたい。

次戦は10/1(日) 東洋大学戦@東京理科大学野田キャンパスとなります。
応援よろしくお願いします。

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