2023年度秋季リーグ最終戦 戦評

秋季リーグ第7戦(一橋大学戦)戦評

戦評
一橋大学戦

前半13-15
まず先制点を奪ったのは東大。#19“OFの必殺仕事人”松原(3年)のゴールの隅をつくディスタンスシュートで開幕を迎える。続いて#13“俊足の菊一文字”幸田(3年)と#15“鉄壁のDF番長”長岡(4年)の両サイドが渾身のサイドシュートをそれぞれ決め、更には#22“未来を担う元気印”井出(2年)が神速のディスタンスシュートを、#20“鋼鉄の羅針盤”松島(3年)がポストシュートをねじ込む。各ポジションが仕事を果たすことで、前半13分で8-4と4点差をつける。点差を広げたい東大だが、今リーグ中の大きな課題であるミスが連発。そのチャンスを確実にものにする一橋OFに攻め込まれ、じりじりと点差が詰められていく。前半23分には、相手に3連続得点を許し、11-12と遂に追い越されてしまう。その後も点差を広げられ、タイムアウトを前半28分にとった際は12-15と3点ビハインド。タイムアウト後に#24“剛左腕のエース”松嶋(3年)がディスタンスシュートを華麗に決めるも、前半終了時には13-15と後手に回ってしまう。

後半 16-8
なんとしてでも追いつきたい状況から始まった後半、先制点を挙げたのは今季シュート率の好調な#13幸田(3年)による正確なサイドシュートだった。対する一橋は数的不利を打開するべくキーパーを下げた6人攻撃に出て着実に点を重ねられる。一方の東大もユーゴから#24松嶋(3年)をセンターに置いてポストの#15長岡(4年)を活かした攻めで得点を稼ぐ。#1“冷静沈着なシュートストッパー”渡辺(4年)が相手のロングシュートを阻止し、同じく4年の#17”殺人級ブレイク”木曽(4年)が後半4分に強力なブレイクで相手の2分間退場を誘い、7mシュートを#19松原(3年)が沈めて同点とする。数的有利となった東大は堅守速攻で点を重ね、後半6分には#25”東大最強のバルク”大澤(3年)が速攻を決めて17-16とリードを奪う。流れを掴んだ東大はその後も着実に得点を決めて後半15分に21-19と点差を広げる。しかしここでアクシデントが発生する。後半18分、アウトにブレイクした#17木曽(4年)のシュートが相手キーパーの顔面に当たってしまい2分間退場の判定となったが、その後の相手キーパーの反応が、スポーツマンシップに反する行動だとみなされたため相手キーパーはレッドカードを提示されてしまう。しかし、流れを渡さない東大は後半21分に24-21とし、相手がタイムアウトを申告する。このまま点差を広げたい状況の中、本日絶好調の#24松嶋(3年)がダメ押しのロングシュートを決めて後半27分には27-22とする。その後も集中を切らすことなく、最終スコアを29-23として試合終了を迎えた。

秋季リーグ最終戦を勝利で終えられ、今リーグをもって引退となる4年生とコーチを勝利で見送ることができた。しかし、我々の目標であった2部昇格からは程遠い結果となったことは重く受け止めないといけず、沢山の反省材料も見つかったリーグとなった。            1年 藤井・仲佐

約2ヶ月にわたって行われたリーグ戦でしたが、本当にたくさんの方に応援に来ていただきました。不甲斐ない姿を見せてしまった試合もありましたが、それでも声援を送ってくださった皆様には感謝しかありません。

ここ2年、掲げた目標を達成して引退される代が続き、先輩の引退と同時に引き継がれるものは関東2部という大舞台、そして自分たちもその舞台で輝いていくんだ、という明るいビジョンでした。しかし、今回僕たちは、3部に落ち、そして再昇格出来なかったという“悔しさ”を先輩方から受け継ぎました。4年生が抜けた穴を埋め、かつ先輩たちよりいい成績を残し悔しさを晴らす、ということは容易ではないと思いますが受け継がれていく思いを無碍にしないように今日から練習に励んでいこうと思います。

改めて、応援ありがとうございました。

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