部員日誌 新修士2年 吉崎智紀 求人情報

こんばんは、現在ゴールキーパーコーチを務めている、吉崎智紀です。
なかなか今まで私が書いてきた部員日誌は、私の好きなことからハンドボールの内容を書くというもので、今まで「とんかつ」や「ディズニー」とハンドボールを繋げてきました。今回はもう修士2年になっているということもあり、少し大きなテーマとして「人生」とハンドボールを繋げて書いてみました。あくまで病んでいるというわけではないので、悪しからず…
また、書きたいことを書くうちに2章立てになってしまいましたので、暇な時にでも“絶対”に読んでください。
また、上記の「とんかつ」「ディズニー」ブログもリンクを貼っておくので、そちらも気が向いたら“絶対”に読んでください。
とんかつ:https://ameblo.jp/uthandball/entry-12374991635.html
ディズニー:https://ameblo.jp/uthandball/entry-12465440720.html
とまあ、冗談はこのくらいにして、拙い文章で読みづらいかと思いますが、本編をどうぞ!!

第一章 なんのために生きているのか
「なんのために生きているのか」

このような問いを考えたことのある方は少なくはないであろう。現在、就職活動真っ最中の私にとっては、「弊社にどのような利益を出せますか」という質問を受けるたびに考えることである。この言葉には“ヒト”という種で考える生物として観点と“ひと”という個人で考える意識としての観点の2つがあるであろう。大抵、一人で考え耽る際には後者の意味合いで考える方が大半であろう。瀬戸内寂聴さんは生前、この問いに下記のような答えを残している。「一人でも多く幸せにするために努め励むことこそ、人間がこの世に生まれてきた理由であり、目的です。」と。確かに人は個人で生きるには無力な生物で、社会を創造することで生を営む生き物である。よって、瀬戸内寂聴さんの言葉に異を唱える方は少ないであろう。しかし、これで全てなのであろうか。もちろん、社会を動かす上で上記のような利他的な目的は必要不可欠である。だからといって、利己的な目的があってはならないかといえばそんなことはないし、“幸せにする”こと以外でも利他的な目的があっても良いはずである。では、私が考える、「なんのために生きているのか」という問いへの答えは「人それぞれかつ場面による」である。なんだそれ、当たり前じゃないかと拍子抜けする方も多いであろう。ごもっともな意見である。しかし、私の真意を述べさせていただきたい。まず、前提として、“人生”などといった長期的な期間で生きる目的を考えるのが馬鹿げている。“人生”にはその人だけが有する様々なイベントがあり、そのそれぞれで果たす役割、つまり「なんのために生きているのか」という瞬間が訪れる。そして、その各イベントという要素が集まって、一人の人生という集合が出来上がっているのだ。よって、「なんのために生きているのか」の自分だけの解を出すためには、各イベントで自分しかなし得ない価値を全力で創出し続けるしかないのだ。

第二章 “私は”なんのために生きているのか
第一章では、「なんのために生きているのか」という問題の一般論ばかり述べてきた。では、“私の”場合はどうなのであろうか。このことを考える上で先人の果たした役割について見ていきたい。昨年、私が応援する、オリックスバファローズという野球チームが25年ぶりにリーグ制覇を成し遂げた。その前2年はともに最下位に沈んでいたチームだけに、大躍進だと取り沙汰された。その躍進のキーマンとして本塁打王に輝いた、杉本裕太郎選手やゴールデングラブ賞に輝いた、宗佑磨選手、そして投手タイトルを総なめにした山本由伸投手や新人王を獲得した宮城大弥投手などといった選手が挙げられる上、それだけではない選手たちが自身のキャリアハイを更新するが如くの活躍を見せた。しかし、私が注目したのは、監督を務める、中嶋聡監督ではなく、打撃コーチを務める、辻竜太郎コーチである。彼は、ベンチでドシっと腰を据え、的確なタイミングでのみ動く中嶋監督とは対照的にいつでもベンチの最前線で選手たちを鼓舞し、一人ひとりに寄り添った声かけをする。また、点が入った際に誰よりも喜び、ベンチの雰囲気を一人でワッと明るくしていた。この辻コーチの圧倒的な雰囲気作りは間違いなく、彼にしかできないことであり、チームのリーグ制覇の一因である。ここで、今一度、“私は”「なんのために生きているのか」という問いへと戻りたい。第一章で述べた通り、上記問いの答えは人生の中の各イベントで自分しかできない価値を全力で創出することであった。我々、東京大学運動会ハンドボール部には春季2部リーグ戦が控えている。これは私の人生を構成する間違いなく重大な要素の一つである。そして、私はその中でキーパーコーチという役職に就かせていただいている。では、ここで私だけが発揮できる価値とは何か。まさにそれは、辻竜太郎コーチのような立場ではないであろうか。私のチームには総コーチとして、澤田智寛がいる。彼は試合を決める重要な采配をどっしりと構えておこなう。それは同期である私が保証する。そのような環境において、私はチームが勝てる雰囲気作りと各部員へ的確な声かけを行うことであろう。このような環境をコーチ2名から作り出すことで、選手は最大限プレーを発揮できるはずだ。「なんのために生きているのか」今は間違いなく、「選手に最大限の力を発揮させるため」である。まずは「2部残留」を果たし、人生を構成する一要素に合格印を押したい。

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