【新歓】部員日誌2024 No.11

本日は、岩田(新4年)です。

『寒い日々から』

東京大学運動会ハンドボール部新4年生主務の岩田真秀です。本日は私がブログを担当させていただきます。最後までお付き合いいただけると幸いです。

さて、三寒四温とは春の気候をうまく表したものでございますが、体感今年は寒く四寒三温のように感じられます。寒さに弱い私は寒い日は外に出るのが億劫になり、部活があってもギリギリまで家から出まいとしてしまいます。寒い寒い言いながら体育館に行くと、空調がないのに比較的暖かい我が御殿下記念館の素晴らしさを感じる次第です。桜の開花予報を見ますと「平年並みまたはそれより早い」となっており、私の体感は大したことないみたいですね。開花予想日付近が寒くなっているためか、桜前線は北上する歩みを少し緩めたそうです。東京ではいつ桜が満開になるのかわかりませんが、早く見てみたいものです。

ところで、なぜ桜が咲くのが早くなっているのでしょうか。曰く、10-2月の気温が平年より高くなっているからだ、と。地球温暖化のせいか、もしかしたら桜の開花は3月の上旬になる可能性もあるらしいです。なんか変というか、違和感があります。まぁこんなことを言いたいのではなくてですね、桜は咲くために寒い中も成長していることを私はここで言いたい。桜には咲く瞬間しか我々は興味を覚えませんが、実際彼らもいきているわけで興味ない間も常に成長してます。その見向きもされない間もすくすく春に向けて準備しているのです。彼らは人間のことなんか知ったこっちゃないとは思いますが。

私たちも同じです。我が部でも寒い時期からずっと春や夏などの暖かい時期に向けて修練しています。桜と違うのは、私たちが選んでここに活動しているというところだけです。桜は芽吹いたところで咲きますが、私たちは選んで東大とかいうスポーツ全然やらない大学でハンドボールをやろうと、そして勝とうと代々やっている。だけど、桜のように綺麗に咲いて感心されることはできず、泥臭く結果で人を喜ばすしかありません。シビアなもんで、それに向けて頑張っても勝てるわけでもないし怪我してそもそもダメになることもあります。ですが、日々皆やれることをやって成長し、結果を求めている。それは、部活以外でも同じであると私は信じております。

個人的には、これが主題でございますけれども、やっと動けるようになってきた。言い訳がましいですが、壊した左膝は治っても思うように動かなくなっていました。私は生来切り替えが不得意なもんで、今でもあの日飛ばなかったら良かったなとか膝のこと思わない日はありません。そんなだらしない私を神さまは見ていてくださったのか、最近はちょっとだけマシになってきて少し嬉しい。マシなだけでたかが知れてるんですが、やっと、この時がきた。スーパーで松葉杖で歩きながらカートを押すことが不可能であると身をもって知った時の私は、寒い日々を過ごしていたに違いありませんが、今の私の目の前には暖かい春が見えてる気がする。試合に出て勝ちたい。2部に行きたい。できる。私は新4年生で今年は最後の年です。その最後の去り際、散り際に一花咲かせて周りのお世話になった人を喜ばせて終わりたいと、柄にもないクサイことを書いて私のブログを終わらせていただきます。

末筆ではございますが、OBの方々をはじめとする東大ハンド部を応援してくださっている皆様に深くお礼申し上げます。これからも、我が部をどうぞよろしくお願いいたします。

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