部員日誌 新2年 梶浦陽介 最強の東名間移動方法を伝授
こんにちは。東京大学ハンドボール部の新2年の梶浦陽介と言います。ハンドボールには関係ないですが、私の趣味である鉄道に関することを書きたいと思います。テーマは東名間の移動方法についてです。これは地元が愛知県ということもあり、自分の中でこの2都市間の移動は重要な事項であるためです。鉄道に関する知識の中でも、比較的実践的であると思うので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
皆さんは東京-名古屋間の移動手段として何を思い浮かべるでしょうか。大半の人は新幹線と答えるでしょう。新幹線がトップシェアであるのは間違いなく、東名間は最優等種別のぞみを使えば、おおよそ100分で移動することができます。100分ですよ。改めてすごいと思いませんか?ちなみに、混雑時では停車駅の少ないタイプのひかり(=速達型ひかり)を狙って乗車するのをオススメします。JR東海はケチ(テストに出ます)なので、のぞみは自由席が3両しかないです。一方、ひかりは5両連結されています。自由席の場合、品川や新横浜といった途中駅からでも座席を確保できる確率が高く、隣に人が座ってくる可能性も低いです。そして速達型のひかりは、その停車駅ものぞみの基本停車駅(東京-品川-新横浜-名古屋)に、小田原、熱海、静岡、浜松、豊橋のいずれか一つを加えた形になっていて、ほとんど所要時間も変わりません。近い将来リニア中央新幹線ができて、品川名古屋間を40分で移動できるという話がありますが、自分は今の新幹線のスピードでも十分偉大だと思います。新幹線の問題点は、値段です。東京名古屋間は乗車券と特急券の合計10560円です。学割を適用しても、乗車券の2割引きだけなので、1000円ちょっとの割引にしかなりません。学割を使ったとしても、お金のない学生としては、看過できない出費ですよね。
次に、新幹線(早くて高い)の真逆である、高速バス(遅くて安い)についてまとめます。昼行便と夜行便があります。昼行便は自分は乗ったことないので、なんとも言えませんが、一日の半分を快適とは言えない移動に費やすのはもったいない気がします。夜行便は利用したことがある人も多いと思います。基本的にはバスの移動時間中は寝ることが想定されていて、これが諸刃の剣です。快適とは言えない姿勢で就寝しても、次の日の活動に支障が出ないのなら良い移動手段だと思います。しかし、揺れや騒音等でなかなか寝付けない場合もあります。私はかつて夜行バスで帰省した際、一睡もできず、次の日実家で日中寝てしまい、無益に過ごしてしまったことがあります。これは最悪です。こうなるくらいなら新幹線を利用すべきでしょう。
最後に鉄オタらしく、東海道線をひたすら鈍行で行く方法を紹介します。お得なきっぷを利用しないと、乗車券のみでも6380円かかり、所要時間も6時間超なので、良い移動手段とは言えません。また、静岡県内(熱海-豊橋間)はJR東海は□□であることに加え、競合他社が存在しないため、原則として、すべて普通列車での運転で、幾度もの乗り換えを要するダイヤ設定となっています。これが鈍行移動を地獄たらしめている要因です。今回のダイヤ改正で中央西線から313系8000番代が静岡地区に移ってきて、もともと静岡管内はロングシート地獄でしたが、この地獄は部分的ですが解消されました。かつて中央線でセントラルライナーとして運用されていた313系の異端児たる8000番台が、まさか静岡地区に移るとは夢にも思いませんでした。静岡県の通勤通学客の虐げられてきた人権レベルも向上しました。時代も変わったなと思ったのは私だけでしょうか。余談ですが、首都圏の列車はバリエーションが豊富です。ですが、通勤通学需要が東海地区や近畿地区と比べものにならないほど多いため、圧倒的な利用者数を捌く必要があり、殆どの場合ロングシートです。確かに、ロングシートは乗降が楽で、1両あたりで輸送できる人員も転換クロスシートやボックスシートより多いです。乗り心地が悪いとは思いませんが、どの列車もロングシートであるため、車両が没個性的でつまらないです。共感してくれる方いませんかね?
話を戻します。鈍行移動でも、安く済ませる方法があります。それは青春18切符を利用することです。青春18切符は春、夏、冬の特定の時期に発売される切符です。5枚綴りで発売されていて、12050円です。なので一枚あたり2410円です。一日単位で使えて、JRの路線ならどこにでも行けてどこの駅でも自由に乗り降りできる切符です。ただし、特急などの優等列車には乗車できません。5枚使い切るのが難しい場合は、金券ショップ等でバラ売りされていることもあるので金券ショップに出向いてみるのもオススメします。18切符で旅する人間を18キッパーと言います。以下、18キッパーにおすすめの乗り継ぎ方を紹介したいと思います。結構、有名なので知っている方は飛ばしてください。これが私が思う最強の東名間の移動方法で、価格は上記の通り、基本2410円です。それは、平日限定ですがホームライナー浜松3号を利用することです。利点は大きく分けて以下の3つです。
・330円の課金で必ず座席に座れる
・特急用の車両を利用している列車なので、座席が快適な上に、トイレがついている
・主要な駅にしか止まらず、途中駅を飛ばすため早く移動できる
ホームライナーの中でも、この列車は沼津から浜松ゆきと走行区間が長く、かつ浜松駅からも豊橋駅まで同じ車両で普通列車として運転されるので、乗り換えの必要性が全くない上、人権が保たれた状態で移動できます。まさに18キッパーの救世主です。沼津までは東京駅から1本で行ける普通電車、豊橋以西は名古屋地区の快速列車を利用すればOKでしょう。具体的なダイヤは沼津駅18:31発 ー浜松駅20:10着です。ライナー券は沼津駅のホーム上の券売機で購入できるので、少し余裕を持って沼津駅に発車時刻までに到着しておくと安心です。
鉄道好きの私は普段こんなことを考えています。特にハンドボールに関係のない話をダラダラしてしまいましたが、ご容赦ください。読んでいただきありがとうございました。