2023年度秋季リーグ第4戦(東京都立大学戦)戦評
東京都立大学戦 戦評
前半 8-9
東大は開始5分で2点を先制される一方で1得点目が遠かったが、#24“左腕のエース”松嶋(3年)によるDSでチーム初得点を捩じ込む。その後#19“オフェンスの必殺仕事人”松原(3年)による2連続のアウトブレイクで前半10分3-2となる。相手は東大の1-5DFを攻略するべくポストを二人立たせる作戦で対抗するが、分析のおかげで相手オフェンスのサインを把握していた東大は相手のダブルポストに対応し、#20“倒れ込みの角度は30度”松島(3年)や#25“東大最強のバルク”大澤(3年)による堅い1:1の守備でこじ開けさせない。相手のチャージングを誘った東大は、前半17分に#16“憲法よりも破られない”梶浦(3年)のロングスローに反応した#15“百戦錬磨&百発百中”長岡(4年)がワンマン速攻を決め切り5-4とリードして流れを引き寄せる。しかし、相手も丁寧にサイドシュートを着実に決め、中々リードを許してもらえず、東大は事前に準備したセットオフェンスで得点を狙うが、相手も素早い速攻でディフェンスの打開を図り前半終了間際に8-9とリードされて終了する。
後半 14-11
まずは追いつきたい東大だが、開始早々に7mスローを与え、決められてしまうという立ち上がりとなる。しかし、後半に投入された#17“殺人級のブレイク”木曽(4年)の早捌きに反応した#13“東大のソニック”主将・幸田(3年)が堅実にサイドシュートを沈める。まずは追いつきたいところだが、相手の2次速攻を抑えきれず失点が嵩んでしまう。しかし、東大がチームとして掲げていた、速攻での得点が次第に形となる。後半7分に#19松原(3年)がコートを縦断する見事な速攻を決めて点差を縮める。相手のセットオフェンスは抑えることができていたが、フォローに寄った#24松嶋(3年)が痛恨の2分間退場を喰らってしまう。ここで魅せたのが#16梶浦(3年)、7mをしっかりと止めてピンチを救う活躍を見せる。その後#20松島(3年)が狭い角度からキーパーの股を射抜く正確な逆サイドシュートを境に流れが次第に東大へと傾き始める。後半16分には相手の逆サイドシュートを#16梶浦(3年)が止め、片や対角線上の#20松島(3年)は再び逆サイドシュートを決め切り16-16で同点とする。その後はお互いに得点し合い、18-18と拮抗した試合展開となる。リードを奪いたい東大だが、またもや#20松島(3年)が逆サイドシュートを2連続で沈めるという大活躍を見せ、後半22分で20-18の2点リードとする。リードを守りたいところで相手のブレイクに反応した#13主将・幸田(3年)が惜しくも2分間退場となってしまう。本試合三本目の7mスローを与えるも、わずかに枠を逸れてピンチを回避することに成功する。数的不利の中、相手に一点を与えてしまうが、試合は残り1分で21-20となり、なんとしてでも勝ち切りたい東大。もう一点取れば勝利は確実、というところで#17木曽(4年)が執念のDSを決め切り、22-20で試合終了となる。
点差の拮抗したタイトゲームだったが、先週行われた上智大学戦での反省を踏まえ、相手チームの分析や速攻が効果的に働き、結果22-20で勝利を収める事ができた。引き続き気を引き締めて次戦へと臨みたい。
次戦は9/24(日)東京理科大学戦@東京理科大学野田キャンパスとなります。
応援よろしくお願いします。