【新歓】部員日誌2024 No.7
本日は、井出(新3年)です。
こんにちは。新三年の井出です。
僕は現在疲労骨折をしており、プレーができていません。チームの人数がそもそも少なく、怪我人が出ると練習メニューの変更を余儀なくされる現在の状況下で、怪我をしてしまったことは非常に申し訳ない気持ちです。
僕が怪我をしてプレーできてないこの1ヶ月でチームメイトはどんどん上手くなっているように見え、練習試合で彼らが良いプレーをした時は嬉しいものですが一方で手放しでは喜べない気持ちがあります。結局部活は競走の側面が大きく、周りと自分との差が開くことには内心イライラしてしまいます。
どうしてこうなってしまったのか振り返ってみると、僕はこの2年で、愚かにも怪我が多かったことを自覚せずにはいられません。1回目は肘の怪我、その後は股関節を何度か痛めることを繰り返しました。その原因を一つに定めることはできませんが、やはり体への負荷に見合ったケアをできていないことは否定できません。これは、ケアの量の不足だけでなくケアの方法に関する知識の欠如も含みます。例えば、静的ストレッチだけでケアが十分かと言われればそうではありません。昨今話題の筋膜リリースなどもあります。ストレッチだけでなく、インナーマッスルを鍛えてあげることもケアに繋がります。このように、ケアという一つの事柄をより詳しく突き詰めて知ったり考えたりすること、「詰め」が僕には足りていなかったように思えます。
怪我をしてから、身体の動作や性質について多少は以前よりも調べるようになりました。僕たち皆んなで身体の動作や性質についてもう少し知って「詰め」ることで僕らハンド部全体のスキルレベルは上がるのではないか、と最近は思っています。(例えばドローインは僕らが身につけるべき動作の一つなのではないかと思っています。もしかすると、そういった動作一つを覚えることが、僕たちの課題のフリーシュートの率に良い影響をもたらすかもしれない!とも思っています。)
そして、このように一つの事柄をより細部まで突き詰めて知ったり考えたりすること、「詰め」を僕達東大ハンド部はもっと頑張れるのではないか、と思っています。例えば、僕たちの間ではウエイトトレーニングのノルマが課されているけれども、ただトレーニングすることに焦点が移ってはいないでしょうか?ウエイトトレーニングのフォームや、トレーニング中に何を意識すべきかということや、ウエイトトレーニングが何に繋がっていくのかということを理解しながらやれているでしょうか?そのウエイトトレーニングは本当に必要なのでしょうか?全く異なるトレーニングを加える必要はないのでしょうか?きっと僕達がさらに一つ上に行こうと思うならばこういうことを理解して考えるに越したことはないはずです。
ウエイトトレーニングだけではなく、普段の練習メニューにも同じことが言えると思います。ある実業団選手が次のようなことを言っていました。四角パスは初心者からプロまで全員がやる練習だ。初心者とプロの違いはより細部まで意図を持って練習するかどうかというところにある、と。これは「詰め」のレベルの差がプレーのレベルの差とつながっているという一つの例でしょう。練習が試合中のどの部分につながっているか、NGな動作は何なのか、といったことが上のレベルに行けば行くほど絶えず意識されているはずです。(勿論このようなことは普段の練習や集合で口酸っぱく言われていることではあります。)プレーヤーごとに解像度の差はありますが、これらの意識すべき考えは少しの考察を加えれば捻り出せないような考えではない気がします。また上手い先輩やOBや他チームのプレーヤーの方に聞いて、何を意識すべきか理解することもできます。
練習自体の組み方に関しても「詰め」の余地はいつでも残されています。最近では自主練の時間が設けられていますが、これは練習メニューを考える現在の幹部の先輩方が東大ハンド部の練習について「詰め」た結果の一つです。
僕たちは週4,5の2-3時間強の練習にウエイトトレーニングと、同じ3部や僕らが目指す2部のチームと比較してもさして少なくはないトレーニングをしています。そのような中で3部で勝利し2部で勝負していくためには、シンプルにもっと上手くなるためには、きっと色々な面で最大限に頭を使って今まで以上に「詰め」を意識していく必要があると思います。
春リーグまで3週間程度です。プレイヤースタッフ全員で一丸となって、頭をフル回転させてハンド部の色々なところを「詰め」て、より良いチームとなってリーグに挑めるよう頑張りましょう。