【展望記】2025年度春季リーグ第4戦 駒澤大学戦
2年 安本幹生
春リーグ第四戦の相手は駒澤大学だ。今週末戦う東大と駒澤はどちらもこのリーグ戦で勝ちがなく、この対戦の勝敗は今後の順位に大きく関わってくる。
課題であったオフェンスは先週の東経戦では33点を記録するなど得点力を徐々に高めてきている。その中心となるのは強力なフローター陣で、彼らが交代しながら出場することで相手に対策する隙を与えないような攻撃を生み出している。その中でも#25井出皓己(4年/LB)と#3奥遼嘉(2年/LB)のディスタンスシュート、#2齊藤啓(2年/RB)と#9鈴木知隼(2年/RB)の一対一には注目である。各々が異なる強みを押しつけることで相手ディフェンスの先手を常に取れるような再現性のあるオフェンスを見せたい。
ディフェンスは前回の試合で35失点と大量の失点を受け、この一週間でなんとかその状況を改善すべく練習に臨んできた。なかでもシャットとキーパーの連携は最重要事項であり、早急な改善が求められる。そのため明日の試合は#6楠原健太(2年/PV)と#5竹下晋太郎(2年/PV)の三枚目2人とキーパーがどれだけ上手くコミュニケーションをとりながら相手の攻撃をいなすことができるのかにかかっていると言っても過言ではない。この1週間の内に、改めてシャットの基本的事項を確認し、技術的なブレイクスルーが見られたので、あとはそれを結果で残すだけだ。
三部残留に向けてもうあとがない東大は絶対に負けられないという覚悟をもって次の駒澤戦に臨む。これまでのリーグ戦を通して学んだことを活かして次の試合に勝利し東大ハンド部の意地を見せつけたい。