2023春 部員日誌vol.1 井出皓己

こんにちは。
東京大学運動会ハンドボール部新2年の井出と申します。

今回初めてブログを書かせていただくこととなり、さらに1人目ということで緊張しており、かなり拙い文章となっておりますが、ご容赦ください。

さて、新入生の方が読んでくださる機会ももしかするとあるかもしれないので部のいいところを紹介するような文章を書こうかとも思ったのですが、露骨すぎるようなのも嫌な感じがするので、個人的なことを書かせていただきます。

突然ですが、僕はバカなことをするのが好きです。振り返ってみれば、中学高校と常にしょうもないことを延々と口にしていました。友達と真剣にしょうもないことをして、延々と笑い続けていました。僕の知性は小学校時代にデンジャラスじーさんを読んでゲラゲラ笑っていた頃とさほど変わっていません。デンジャラスじーさんはバカなことをとことん追究していた漫画だったと思います。
僕は真剣にそういう風なことをして笑ったり楽しんだりすることが好きで、というのもそういったことには当座の状況というものを一旦差し置いて、超越する力があると思うからです。雑な言い方をすれば、「毎日辛いよね、でも笑ってりゃなんとかなるさ。」みたいな感じに近いかもしれません。何かを楽しんだりバカなことをしたりすれば、良くも悪くも当座の状況を一旦忘れさせてくれる。バカなことが、僕を何か他のことに夢中にさせてくれます。

話は変わって、僕は今、この東大ハンド部でハンドボールをやっていますが、大学の部活というものはえてして微妙な立ち位置になりがちな気がします。中学高校ではほとんどの人が部活に所属するわけですが、大学ではサークルなるものが登場するので部活に入る人は全体の割合からすると少なくなります。一部では大学生活は「人生の夏休み」とも称されると聞きますし、暇に過ごしたい人や将来に直接的に関わることをしたい人も多いと思います。それに、大学で真剣にスポーツに取り組んでも、そのこと自体が何か将来の役に立つことはあまり無いと思います。
こうして見ると、大学の部活は、社会人になる一歩手前の貴重な時間を、多大な犠牲を払って割いて、最終的にはあまり役に立たないようなことに捧げていると考えることもできます。(実際にその指摘が本当に正しいかどうかは分かりませんが。)そうすると、部活は、大学生活という貴重な状況にある意味ではそぐわない行為、本当に悪い言い方をすれば「バカ」なことなのかもしれません。
ところが、僕が今この部活で週5の練習をしながら思うことは、他のことを忘れて、部活やハンドボールに夢中になっている時は本当に幸せで楽しいと感じられるということです。自分の下手なプレーを見て何が悪いのか考えて改善策を考えていく。将来の職業とかそういった事柄には無益な、ある意味で「バカ」なことなのかもしれないけれども、そういうような作業に没頭することが本当に楽しい、と思えます。
先輩方や同期に、どこか遊びに連れていってもらったり、一緒にご飯を食べたり、そして何よりも互いに切磋琢磨して真剣にハンドボールをしたり、そうしてとても楽しく感じているのはもしかすると中学高校の自分が真剣に「バカ」なことをして夢中になっていたことの延長線上にあるのかもしれません。そういう「バカ」で夢中になれることをこれからも信じていきたいと思います。

ですので、(もしかしたらこれを読んでくれているかもしれない)新入生の皆さんも東大ハンド部で僕と一緒にバカしましょう!

最後になりましたが、もうじき始まる春リーグに向けて、自分のできることをやって、なんとかチームの力になれるように頑張ります。よろしくお願いいたします。

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