部員日誌 新3年 長岡和希 友

こんにちは、新3年の長岡和希です。

この時期に書かせていただく部員日誌はまだハンド部のことをよく知らない人にこの部がどんな部なのかを紹介することを意図して行われていると思うのですが、今回は少し個人的な話をさせて頂こうと思います。新入生の方にはこういう考え方をしている変なやつもいるんだ、くらいで読んでいただけると幸いです。

今回は題名にある通り、友についてお話ししたいと思います。まずこのテーマを選んだ理由からお話しします。僕は2月に行われた追いコンにて試合残り7分ほどというところで、腓骨を脱臼骨折するという大怪我を負ってしまいました。新入生には馴染みのない言葉かもしれないので説明すると、追いコンというのは引退される先輩方を送り出す試合のことで、要するに私はもうすぐ先輩方が晴れやかに引退できるな、というところで怪我をしたわけです。前幹部代のみなさま、後味を悪くしてしまって申し訳ございません。この怪我の1週間後には人生で初めての手術を受け、10日ほどの入院生活を送りました。足を自由に動かせないもどかしさや、日常の不便さ、人に迷惑をかけてしまう不甲斐なさ、いつ復帰できるかわからない不安など、非常に精神的に不安定になる日々が続きました。そしてそんな僕をたくさんの人が救ってくれました。なので感謝も込めて2人の友人についてこの場をお借りして書かせていただきます。

まず1人目はハンド部新2年の岩田くんです。彼が一浪したため大学の学年的には後輩ですが、彼は中学からの同期で、普段からつまらない言い合いをするような仲です。彼も昨年前十字靭帯の断裂という大怪我を負っていたので怪我の面では先輩になります。なので怪我した直後などは精神面で本当に助けてもらったし、しょうもないやりとりが出来るだけでありがたいと思っています。本人には直接言えませんが。

2人目は僕の親友に関して。同じく中学からの同期なのですが、本格的に仲良くなったのは高一の頃からで、それ以来ずっと1番の親友です。共に東大に入学してからもお互いの家で遊んだり、暇があれば誘ったりするような関係で、困った時はなんでも助けてくれる本当に頼り甲斐のあるやつです。怪我した直後や退院後なども僕の家に来てくれたのですが、おかしなことに僕が元気にやっている姿を見てなぜか彼は泣くのです。僕が精神的に参ってないか相当不安だったそうで、元気で良かったと涙ながらに伝えてくれました。本当にありがたいと思っています。自分のことを自分以上に心配してくれる。そんな人そういないと思います。これからもずっと仲良くやっていきたいな。

怪我をしてからいろんな気付きがありました。ハンドボールができるのがとてつもない幸せであること、自分が恵まれた環境にいること、世間が松葉杖の人間に優しいこと、女子高生が1番松葉杖の人間に席を譲ろうとしてくれること。これからも自分の周りにいる人に感謝しながら日々過ごしていきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。お時間ございましたら他の部員の日誌も読んでいただけると幸いです。

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